へ行ってきました。なんだかんだ言ってL.A.に10ヶ月ほど住んでるので外国という意味での驚きは少ない。もっと長くいればまた違う感じ方をしたのだろうが、アメリカの輪郭をぼやけたまま持っているためL.AもBOSTONもNYもその中に収まってしまう。
とはいえこれだけでっかい国で時差だって3時間もあるわけで、都市の雰囲気は全く違う。NYは東京、BOSTONはつくばという感じか??まぁつくばには行ったことがないのだけれど。
やはり大都会(NY)は忙しいね。busy cityだ。信号を誰も守んないし、歩くスピードが速い。苦手だなぁ。でもよくも悪くも色んなモノが集まっていて全ての中心というのは正しいかもしれない。その中でよかったのはbroad way。お金と時間の続くかぎり見たかった。本当はNYCBの公演をちょっと見たかったのだが、、、central parkの広さにも驚いた。
BOSTONは小さでとても静かな街だった。好感はもてるけど、綺麗過ぎて住むのは苦手かもしれない。ヨーロッパという感じかな。シーフードが美味しかった。歴史のある街は色々想像が巡って楽しい。何も調べていなかったけれども友達のおかげでほとんど回ることができた。感謝。
というわけで本題だけど、NYで気になってたexhibitionへ行ってきた。基本的に美術館や博物館で過ごすのは大好きなのだが一人では全くといっていいほど行かない。行くのは目当てがある時だけだ。
ちなみにそこでやっていたものの一つは、design life nowという、服や建築、ロボットにグラフィック、家具等、現代の様々なデザインに関わるモノの展示。デザインだとか建築だとかやっている人と一緒に見たら勉強になるようなコメントをしてくれたのだろうなと思う。もう一つがdesign for the other 90%という題のおまけ的な展示で、こっちが俺にとっては本命だった。
引用を見ればまとめられてて分かりやすいと思うが、つまりこういう事。
Ninety-five percent of the world's designers focus all of their efforts on developing products and services exclusively for the richest ten percent of the world's customers. Nothing less than a revolution in design is needed to reach the other ninety percent.
細かいことは省くが、、、、建築やデザインといったものがあるけれど、たまに行き過ぎてるなーと思うことがある。デザインって何にでも必要で、俺も好きだ。でも例えば街にあるよく分からんオブジェとか、形にものすごいこだわった建築を見ると、これはどこに向かっているんだ?って思う事がある。すごいとは思うんだけれど。
とりあえず俺はどこかあんまり好きになれなくて。それは、それ自体が嫌なんじゃなくて、残りの90%に情熱を向けるdesignerがもうちょっと増えてもいいんでないでしょうかって事で。そこには利益も埋もれているはずだし全く違ったデザインも求められるはず。デザインは決して贅沢品ではなく、どんなに貧乏だって欲しいもの。そこでチャリティじゃなくて商売もできる。
偏ったデザイン志向だと異を唱え、歯止めをかけてるのではなくて、これは両方とも必要なんでしょう。一つのmuseumに全く正反対の二つのexhibitionがある事からも主催者はそう言いたいのでは。
こういうものが自分の将来に関わってくるのかなぁ。